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情報の真偽と風評被害から相場での矛盾を考察

2011/09/08 22:39
本日は、頂いたメールから少し扱い辛い内容の記事を投稿します。
内容が内容だけに、記事にする事は控えようとも考えましたが、大変熱心な内容でしたので、お答えしたいと思います。
ただ、普段コメントを頂いた際には、お返事記事にて全文引用記載をしてからお返事させて頂いておりますが、今回の内容は配慮が必要と思われますので、 引用せずに記事にしたいと思います。

先日中部大学の武田教授が番組出演中、東北産の野菜や牛肉を危険視する発言をした事により、岩手県内の市長から抗議を受けるなど波紋をよんだ出来事がありました。
頂いた質問は、この内容に対する私の意見という事でしたが、それにお答えする前に、少し状況を整理してみます。
武田教授の発言は賛否分かれるものだったとのことですが、何故この発言が賛否を二分するのでしょうか。(武田教授は過激な言い回しをする事が有名ですので、配慮不足を問題視する声は多かったと思います。ただ、ここではそれは考慮せずに話をすすめます)
私はこれを情報の真偽と風評被害を天秤にかけた問題だと捉えています。
食品業界では、事前の情報よりも食物から検出される放射線量が少なかった事への安堵とその情報の信憑性に対する疑問の声があがっています。
例えば、米一つ例にとっても、次期の新米の安全性への疑問により、古米の価格変動が激しい時期がありました。かなり長い間心理戦も含む綱引きが行われています。(これは卸と小売のせめぎ合いの段階です。つまり、市場に出回る以前となります。また、情報ソースは報道されたものではなく、私個人が需給バランス把握の為に直接調査しました。)

当然卸も小売も売る側ですので、消費者がどのような行動に出るのかがポイントになります。そしてその消費者の意識を左右するのが、情報の信憑性と風評です。

さて、正直申し上げますと、私がこの件についてお話できるのは、ここまでです。
判断をこのような公の場に露呈するにはあまりに情報不足であり、判断材料が十分では無いと思えるからです。
風評となる可能性のある発言も控えますし、かといって自分で裏付けも取らずに安全基準を提示する事も無責任ですので行いません。

では、この記事で何をお話するかともうしますと、やはり相場の世界で生きる上での話となります。
今回の出来事で最も私が疑問に感じている事は、風評に対する一般の反応です。
武田教授の発言だけではなく、風評につながると思われる内容が社会に提供された時、それに対する批判の多くは、被害の範囲を広めるような事をする事への怒りです。二次災害的に被害者を増やす事への憤りです。
しかし、その憤りの感情は、どこから生まれているのでしょうか。

ここでもう一つお話ししたい事柄があります。
今回の世界同時不況で、問題視されていた事柄の一つは、メディアが率先して不況だ不況だと世間の不安を助長して、消費をおさえ込んでしまう事でした。
当然世間でも、口々に不安をあおる発言が目立ちました。
不況の深刻化に拍車をかけようとするかのように。
当然これも二次災害と捉えられています。つまり多くの人々はメディアと一緒に二次災害発生に力を貸すような行為を行っていたということです。
しかし、そのような事を率先して行っていたにもかかわらず、今回の放射線問題では二次災害を助長する行為に対してはこちらも当然のように嫌悪感を示しています。
単純に書いてしまうと、右手で不況の二次災害を手助けして、左手では放射線問題の二次災害を批判しているということです。

正直、個人的にではありますが、一般の社会で生きる上ではこれがそれほど悪い事だと主張しているわけではありません。
この二つには感情に訴えかけられる部分での違いはあると思います。
目に見える形として、認識のし易さ云々の違いもあると思います。
社会で生きる上で改善する事をそこまでシビアには要求されていないのかもしれません。
ただ、少なくとも、相場の世界では、(もし上に書いた放射線問題と不況問題に対する風評への対応が自分の中で矛盾してしまっているならば)自分が一貫性の無い事をしている事に気づいている必要があるとは思っています。
自分が矛盾した行動を行っている事に気づいている必要があると感じています。

私は再三自分が気付いていない矛盾の危険性について記事にしてきました。
トータルでの損失を被っているトレーダーは、何かしらの自己矛盾を抱えていると確信しています。
当然誰でも気づいていない矛盾は抱えていて、全て取り払ってしまう事は不可能ですし、私の中にも私が気付いていない矛盾がゴロゴロしています。
しかしその中で特に致命的な矛盾について目を向けていない状態では、どのような手法を用いたとしても、トータルでの利益を残す事は出来ないと考えています。
それがこのブログでのテーマとなっています。


本日取り上げた内容は、特定の人物や考えを肯定や否定をするものではありません。
これは非常にデリケートな内容ですので、風評被害の内容やそれに対する見解に関しては言及しません。
したがいまして、それに準ずると考えられるコメントをいただきましても、お答え出来ない場合もございます。
あらかじめご了承ください。
一刻も早い復興と解決を願っています。
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